薬剤師の仕事って休みが少ないし、給料も安いし、忙しくないですか?
え?そうかな?
と思った人は一度この記事を読んで目を覚ましてください。
医薬品卸管理薬剤師の仕事
もうすでに書いたんですが、一般企業に勤めた経験がある僕から見ると、薬局・病院はかなり労働条件が悪いです。
その点、医薬品卸の管理薬剤師はかなり労働条件がいいです。
- 休みが多い
- 給料そこそこ
- 楽
- 一般企業の常識が身につく
- 色んな職種の人と関われる
僕が30歳まで勤めていた医薬品卸の労働条件を見てみましょう。
休みが多い
確実に土日祝は休みです。
お盆・年末年始・ゴールデンウィークもメーカーほどではないですが連休があります。
僕が務めていた医薬品卸の年間休日は130日でした。
しかも、有給は完全消化。
それも合わせると年間休日は150日。
150日!?
確実に薬局・病院よりは労働条件はいいはずです。
こんな休み方できる薬局・病院はありますか?
多分ないですよね。
給料そこそこ
医薬品卸の管理薬剤師の給料は、薬局と比較して全く劣りません。
僕が辞める時(30歳)の年収は520万円。
そこに借上げ社宅がついてきます。
借上げ社宅の制度は会社によって違います。
僕が働いていた会社では、10万円までの物件に2割の自己負担で住めました。これは会社が払ってくれていたので僕の年収には含まれません。
これも年収に含めるとすれば年収600万円オーバーです。
ありがたい。
節税の面も考えればさらに大きいですよね。
家賃補助が給料として出ていれば、収入が96万円増えることになるので、税金でかなり持っていかれます。
ですが、会社が家賃を立て替えて払ってくれているので税金はかかりません。まるまる96万円が収入です。
一般企業は年収以外の
福利厚生が手厚いのね
楽
僕が働いていた医薬品卸での勤務形態はこんな感じでした。
勤務時間:8:30~17:00
月の残業時間:0
土日祝休み
仕事内容は得意先の管理・医薬品倉庫の管理・営業などの一般社員への研修。
日によっては1時間で仕事が全部終わってましたね。
職場から家が近かったので、17:10には家で着替え始めていました。
そのあとの時間は勉強に使うもよし、ジムに行くもよし、新しく趣味を始めるもよしです。
僕は趣味のバスケットボールを週5で楽しんでいました。
そして、暇な時間を使ってブログ作成に精を出していました。
一般企業の常識が身につく
社会人になってずっと思っているのが、薬剤師には一般常識が身についていない人が多いってことです。
もちろんきちんとしている人もいます。
ですが、一般企業に比べると常識がない人の割合が高いですね。
就職した瞬間から「先生」と呼ばれる職種の人に多い傾向と言われています。
その点、医薬品卸の薬剤師はただの一般社員です。
同僚からは呼び捨てだし、年は下でも先輩もいます。
その中でしっかりとした一般常識を身に着けることができます。
色んな職種の人と関わることができる
上司は営業出身の人ばかりだし、同僚は営業や商品管理、配送などいろんな立場や職種の人と関わることができます。
仲のいい同期は全員営業職でした。
同期と全国各地旅行に行ったりもしましたね。
懐かしい。
退職した今でもたまに会ったり、電話したりしてます。
医薬品卸の管理薬剤師をするデメリット
医薬品卸の管理薬剤師をするメリットばかり書いてもあれなんで、ここからはデメリットを書いていきます。
- 調剤に関する技術は身につかない
- 暇すぎる
調剤に関する技術は身につかない
もちろん、調剤に関する技術は身につきません。
一包化だったり、疑義紹介だったり。
薬の知識は勉強すればつきますが、経験による違和感を見つける技術は実際に調剤をしないと身につきません。
ただ、医薬品卸はグループ会社に調剤薬局があることが多く、出向という形で調剤経験を積むこともできます。
また、薬局で土日にアルバイトでもすれば調剤経験をつけることができます。
休みが多いからこそできる方法です。
暇すぎる
本当に暇です。
やることが無いです。
なので、配達に行ったり、電話を取ったり、色んな業務を手伝っていました。
また、この暇な時間を使って、
- 簿記2級
- FP3級
を取得しました。
また、副業でサイト作りも勤務時間中にやっていました。
仕事をガツガツやりたい!
って人には向かない業務内容かなとは思います。
ですが、この暇な時間を生かして色んな勉強ができるという考え方もできます。
実際に僕はこの暇な時間のおかげで副収入ができました。
薬局・病院薬剤師の仕事は?
あなたが務めている職場と比べてどうでした?
医薬品卸よりもいいよ!
って人がいればコメント欄か、メールで教えて頂きたいです。
そして、何よりも医療業界の将来を考えるとこれ以上よくなることは無いことが分かり切っています。
調剤技術料の「時間外加算,休日加算,深夜加算」と調剤料の「夜間・休日等加算」が明示されていることからも、国が24時間対応できる薬局を優遇していることが分かります。
働き方改革で「業務時間短縮が叫ばれている時代に」です。
完全に逆行してます。
薬剤師の時間単価はもっと下がっていきますね。
これを機に転職サイトで医薬品卸の求人を探してみるのもいいかもしれませんよ!
コメント
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