上場企業から中小薬局に転職して驚いたこと

転職

僕は東証一部上場企業から中小薬局に転職しました。

その時に驚いたことがいくつかあったので紹介していきたいと思います。

 

中小薬局に転職して驚いたこと5選

中小薬局に転職して驚いたことはたくさんあるんですが、特に驚いたのがこの5つです。

  1. 研修制度が無い
  2. 経営陣に経営のプロがいない
  3. IT化されていない
  4. 備品は自分で購入
  5. お盆休みは有給

1.研修制度が無い

まともな企業で働いたことがある人ならわかると思いますが、新入社員を育てるための研修制度が存在します。

ですが、中小の薬局は新卒が毎年入ってくるわけではないので、研修制度がありません。

研修はどうしよっか?

と聞かれました。

「俺に聞くなよ」と思ったのは秘密です。

 

研修制度がしっかりとしていない原因は、新卒が入社しないからです。

ほとんどが中途で経験がある人を採用しているから、そこまで研修する必要が無いんでしょうね。

これが原因で、店舗によってやり方が全然違うという問題も発生していました。

 

未経験の僕からしたらどれが正解か分からないので大変でしたね。

あきら
あきら

A店で教えられたやり方を

B店でやると怒られたり

 

研修制度は新人を育てる以外にも、会社のやり方を統一するという役目もあります。

なので、研修制度はしっかり整備しておいて欲しいですね。

 

2.経営陣に経営のプロがいない

社長以下役員に経営の勉強をしている人がいませんでした。

薬局もボランティアをやっているわけではないので、しっかりとした経営をしないと生き残れません。

とりあえず病院の前に店舗を出してれば儲かるっていう時代はもう終わりましたからね。

僕が入社した薬局はいまだにその時代を引きずっているような経営をしていました。

もちろん赤字だったようです…

 

潰れる薬局の特徴は別の記事にまとめています。

将来つぶれる薬局を見抜く5つの方法
物騒なタイトルだな 「つぶれない薬局の見つけ方」にしてよ ...

3.IT化されていない

IT化が全く進んでいませんでした。

通信手段で1番活躍しているのがFAXという時代遅れも甚だしい状態でした。

勤怠管理が今時手書きの会社ってあるんだなと思いました。

 

4.備品は自分で購入

あきら
あきら

ホッチキスってどこにありますか?

今回は俺の貸してあげるから、

次までに買っといて

あきら
あきら

え…?

仕事で使う文房具は会社が備品として準備するものじゃないんですか?

まさかの私物を持ってこいって…

大手の企業ならありえないことです。

 

研修で使用する「今日の治療薬」も自腹で購入させられました。

金額の多少に関わらずどのような書籍を購入するかについては、全く個人の自由ですので、社員であっても指示する事は出来ません。誰でも分かる事ですが、いわゆる個人の財産権の侵害といえるでしょう。『引用元:日本の人事部

もし、社員に強制的に買わせている経営者の方がこの記事を読んでいたら、早急にやめてください。

もちろん、買わせてもバレなければいいですが、「本1冊を買ってあげない会社」という悪評がたつだけですからね。

 

5.お盆休みは有給

一番驚いたのがこれです。

お盆は休みだから有給で処理しとくね

あきら
あきら

え…?

店舗が休みなら普通に休みだと思っていたら、まさかの有給消化でした。

中小企業ではこんなことが普通に行われているのかと、びっくりしましたね。

薬局業界で長年働いている人たちにとっては普通のことなんですか?

わかりません。

 

まとめ

大企業と中小企業の差をハッキリと味わうことができたいい経験でした。

もちろん、全ての中小企業がそうだというわけではありません。

中には大企業よりも利益率・社員の定着率が高い会社もあります。

ですが、大企業から中小薬局に転職しようとしている人は、こういう違いがあることを頭の中に入れておきましょう。

コメント

  1. […] […]

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