薬局・病院以外の業界に転職してみたい
けど、
薬局・病院しか経験ないのに、転職できるの?
と不安に思う人も多いですよね。
安心してください。
経験がなくても他の職種に転職することは可能です!
実際に僕は30代で医薬品卸→薬局→IT企業(現職)に転職できました!
ただ、大事なのは未経験なことを経験があるように言い換える技術です。
今回は僕が薬剤師時代の業務内容を、ほかの業種の業務内容に言い換えた方法を書いていきます。
薬剤師の業務を洗い出す
まずは薬剤師の業務内容を洗い出してみましょう。
- 投薬
- 健康食品、一般用医薬品販売
- 健康食品等の陳列
- 在庫管理・発注
- 価格交渉
- 学会発表
- 新薬の勉強
- ホームページ更新
- 採用、マネジメント
- イベント運営
などなどです。
僕が思いついたのはこれくらいです。
薬局によって業務内容は異なると思うので、他の経験をしている人もいると思います。
こうやって自分の業務内容・経験を洗い出すことを「キャリアの棚卸」と言います。
転職希望者がまず最初にやることです。
キャリアの棚卸をする際に、同時に考えておいて欲しいことがあります。
キャリアの棚卸に信ぴょう性を持たせるためのエピソードです。
購買心理学を勉強し、健康食品の陳列方法を変更して、売り上げUPに貢献した。
具体的には・・・売り上げは前年比〇%UPした。
的な感じです。
話せるエピソードなんて無いよ・・・
こんな人は今からでも作ればいいんです。
もちろん作り話はダメですが、今から行動してみればOK!
何でもいいので日常業務以外にチャレンジしてみましょう!
英語を勉強して外国人の患者さんとコミュニケーションが取れたとかでも大丈夫ですよ!
とにかく行動です。
エピソードは作り出しましょう!
薬剤師の業務内容を他業種の経験に言い換える方法
では、実際に僕が言い換えた業務内容を紹介していきます。
投薬=ヒアリング能力、コミュ力、向上心、情報のアップデートを継続
まずはどんな業種でも必要なお客様とのコミュニケーション能力。
一口に患者対応といっても、意外と要求される能力は多いんです。
患者さんが言いたいことを読み取って、わかるように説明する。
そのためには常に最新の情報を入手し続ける向上心も必要です。
健康食品・一般用医薬品販売=向上心、ヒアリング力、プレゼン力、コミュ力、積極性
患者さんが求めているのは『処方された薬をもらう』ことです。
健康食品を買いに来たわけではありません。
こんな患者さんに健康食品を買わせられるというのは、プレゼン力が高いからに他なりません。
また、患者さんの悩みをヒアリングしたり、積極的に話したりとアピールすることができます。
健康食品等の陳列=デザイン力、購買心理学
健康食品の陳列を工夫して売上が上がったという事実があれば、購買心理学やデザイン力のアピールになります。
在庫管理・発注=分析力、在庫管理理能力、価格交渉力、IT技術
廃棄や発注回数を減らす行動をしたということはコスト意識の高さをアピールできます。
また、プログラミングで発注を自動化した等の経験があれば、IT技術のアピールも可能です。
★薬剤師が身に着けるべきPython自動化プログラム★
学会・勉強会での発表=プレゼン力、計画性の高さ、積極性
学会や勉強会での発表は本来の業務外の話なので、積極性をアピールできます。
また、事前準備で計画性、本番はプレゼン力をアピールする材料にできます。
ホームページ更新=IT知識、継続力、向上心
ホームページの更新等を行っていた経験はIT知識、IT知識を得るための勉強を行う継続力・向上心のアピールができます。
実際に僕もこれをアピールしてIT企業に転職しました。
何より、薬剤師として働きながらでも副業としてホームページを作成できるので、副業の経験をアピールすることもできます。
新薬の勉強=向上心、継続力
常に新薬の情報を勉強し続ける姿勢はどんな業界でも必要な向上心をアピールする材料になります。
新しい業界に挑戦する際には、0から勉強する必要があります。
それを乗り切ることができるというアピールに繋げましょう!
採用経験(アルバイト・パートも可)、マネジメント=人事の経験
アルバイトやパートの採用面接も立派な採用経験です。
アピール材料として使っていきましょう。
その際にも、新人の定着率が上がった等のデータがあるとよりいいですね!
管理薬剤師=マネジメント経験
管理薬剤師の業務は店舗を包括的に管理すること。
ものごとを俯瞰的にみる能力をアピールすることができます。
実際にどんな業務を行っていたかは関係ありません。
そういうポジションにいたことをどんどんアピールしましょう。
事務さんたちの人間関係を改善したなんかもいいかもしれません。
イベント運営=企画力、実行力、調整力
学校での教育や、健康増進イベントなど、自分で企画して実行した経験があると、かなりのアピールになります。
全て自分でやっていなくても、「イベント運営のこの部分をこういう工夫をしてこうなりました」というストーリーがあればOK。
どんな小さなイベントでもいいので、自分で企画して運営してみましょう!
まとめ
こうやってみると、薬剤師業務を行っていく中で、他の業界にも通じる経験をしてきているんです。
まずはキャリアの棚卸を行い、狙っている業界・業種に合わせてどれをアピールするか選びましょう。
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