薬剤師は一般企業への転職活動で不利です。
そんなことないだろ!
いえ、本当です
僕は実際に転職活動をしていて身をもって体感しました。
なぜ薬剤師は転職市場で不利になってしまうのか見ていきましょう!
薬剤師がどうして他職種への転職で不利なのか
僕が転職活動をしていた時期に感じた不利な理由は大きく3つです。
- 6年制
- 中途半端に給料がいい
- 変な人が多いと思われている
1.6年制
転職市場は基本的に若い人が有利です。
教育を行った後に働ける年数が長いので当然です。
いくら中途採用とはいえ、転職先の業務を理解して慣れるまでに数年かかります。
薬学部を卒業したというだけで、新卒で24歳。
普通の学部なら社会人としての経験を2年間積んでいる年齢です。
ですが薬剤師はまだ新卒ほやほやなんです。
そして、このことを考慮してくれる企業はありません。
25歳は25歳。
30歳は30歳として扱われます。
これって実は物凄い不利なことなんですよね。
あれ?
あっちの25歳は社会人として成熟してるのに、
この人は・・・
そりゃそうです。
3年経験がある人と1年しか経験がない人。
3倍の差があります。
ですが、面接官はそんなこと考慮してくれません。
2.中途半端に給料がいい
初任給から中途半端に高めの給料をもらえるのも、転職市場では不利に働きます。
理由は2つ。
- 転職に踏み切れなくなる
- 転職先にすぐ辞めないか疑われる
転職に踏み切れない
若い頃に同じ年代の人と比べれば、平均よりもかなり上の給料をもらえます。
そのため、現在の仕事に多少満足してしまいって、転職を決断する年齢が遅くなってしまいます。
給料の低さを理由にすぐ辞めるかもと思われる
企業の人事担当者が恐れていることは、
- 無能を雇って居座られる
- 採用後すぐに辞められる
この2つです。
特に採用後すぐに辞められると、大きな痛手になります。
無能を雇った場合はじわじわと長年をかけてコストがかかります。
ですが、すぐに辞めらると採用に費やした数百万円が一瞬で無駄になります。
中途社員1人当たり、年収の30%以上を転職エージェントに支払っています。年収450万円で1人採用すると、140万円近く払ってるんですね。
これだけお金を使ったのにすぐに辞められたら人事部長あたりが詰められること間違いなしです。
さらに自社の採用担当の人件費等を考えると、より多くの費用が掛かっています。
転職活動時は「年収が下がってもやりたい仕事がいい」と息巻いていますが、実際に働いて給料をもらってみるとあまりにも安くてすぐに辞めたくなるという人が多いという統計も出ています。
なので、地味に年収が高い薬剤師を一般企業が採用する時に気にされることの1つになってしまいます。
3.変な人が多いと思われている
実際に変な人が多いですからね。
劣等感の裏返しで攻撃的になっている人や、社会人としての常識が欠如している人。
医療業界では明らかに比率が高いです。
なので、一般の方から変な人じゃないかなと疑われるのは仕方がないことです。
まずはそう思われていることを受け入れて、面接の中で変な人じゃないことを証明すればいい話です。
ただ、最初から不利なバイアスがかかった状態で面接がスタートするというのは頭に入れておきましょう。
面接で普通の人ということを見せられれば、逆に評価がうなぎのぼりのパターンもあります。
ヤンキーがいいことするといい人に見えるあれね
まとめ
どうでしょうか。
薬剤師は転職市場においてかなり不利な立場にあるということは理解できましたか?
この事実を知って、
オワタ。一生薬局で働くしかないのか・・・
こうなるのか、
若いうちに年収を気にせずにチャレンジすれば、
転職するチャンスもあるのか!
とプラスに考えることができるかが一般企業に転職できるかどうかの分かれ目です。
これらのマイナスポイントを覆して、アピールポイントにもっていく方法も記事にしているので、ぜひ読んでみてください。
コメント