今回の記事は薬剤師の年収に焦点を当てて書いた記事です。
薬剤師の年収って安すぎませんか?
そんなことないよ
そんなことあります。
大学に6年間も通ってこの給料では割に合っていません。
この状態は将来改善されるのでしょうか?
薬剤師の年収が低い現状
薬剤師転職サイトを見てみると、年収400~500万円の求人が8割以上を占めています。
大学に6年間も通ってこの年収じゃやってられませんよね。
普通の学部卒の人たちとほとんど変わりません。
しかも、平均年収は下がり続けています。
平均年収のグラフを見る限り
直近は上がってない?
まさか、たった1つのデータだけでそう結論付けていませんよね?
ではこちらのデータを見てください。
このデータは2018年に厚生労働省が出しているものです。
20代の人数が減って、40代~60代の人数がかなり増加してるんですね。
ってことは・・・
そうです。
察しのいい人はもうお気づきですね。
薬剤師の平均年齢は上がっているのに、平均年収にはほとんど変化がない。
それはつまり、薬剤師の給料は下がっているということを表しているんです。
ここまでしっかりと見て現状を把握している人が少ないです。
平均年収はちょっと上がってるから安泰だな
こんな風に思考停止している人がかなり多いんですね。
薬剤師の平均年収は下がってます!
ここに気づきましょう。
給料が低いのは薬剤師だけじゃない
給料が下がっているのは薬剤師だけじゃありません。
医療業界全体に言えることです。
国が医療費を抑える政策を出している以上、この現状は変わらず続いていくことになります。
勝ち組の代名詞だった製薬企業でさえもリストラが相次いでいます。
人を減らさないと給料を維持できないところまで利益が落ち込んでいるということです。
もちろん、それでも製薬企業の待遇は破格ですけどね!
あ~うらやましい
ちなみに、僕は新卒で医薬品卸に就職して、5年間働きました。
一応、給料は毎年上がるし、増収増益の時には決算賞与も出ていました。
医薬品卸業界も色んな事件を起こしてしまったので、これから絞られる可能性もありますが・・・
そんな僕が退職する直前の労働条件はこんな感じでした。
- 年収:520万円
- 借上げ社宅:2万円(家賃10万円の部屋)
- 休日:土日祝、有給20日全消化
- 就業時間:8:30~17:00
- 残業:0時間/月
どうですか?
意外といい感じですよね?
医薬品卸の管理薬剤師の仕事をもっと詳しく知りたい人はこちらの記事を読んでみてください。
もしこれ以上の条件の薬局・病院で働いている人がいたらコメント欄で教えてください。
薬剤師の将来に明るい光が差し込みます。
ちなみに、
医薬品卸うらやましいだろドヤ
ってことではなく、薬局や病院の労働条件が悪すぎるってことを言いたいんです。
薬剤師免許を取得するってことはメインの就職先は薬局や病院ですからね。
そのメイン就業先の労働条件が悪すぎます。
薬局に転職して思いました。
医薬品卸は天国だったんだ…!
卸時代はやることが無いとか、やりがいが無いとか、文句を垂れていました。
それこそ地獄のように感じてましたからね。
その時間を使って副業をがっつりすることができて今の自分があるので、今はとても感謝してます。
薬剤師の年収は将来改善されるの?
では、薬剤師の将来の年収はどうなるのでしょうか。
はっきり言いましょう。
薬剤師の年収は将来も改善されません!
だよね
なぜ右肩下がりと言い切れるか理由も軽く書いておきましょう。
- 人口減少
- 薬剤師増加
- 後発品促進
- 毎年薬価改定
- 逆・働き方改革
軽く考えただけでもこれくらいの理由が見つかります。
人口が減ってる=処方箋の枚数が減る
薬剤師増加=給料低くても働き手が見つかる
後発品・毎年薬価改定=薬価差で利益が出せない
逆・働き方改革=土日も開けろ、24時間対応しろ=時間単価が下がる
この現状を見ると、薬剤師の年収が上がるわけがないのが分かります。
政策と人口減少という現実のダブルパンチですもんね。
医療業界は終わりに向かっています。
まあ、終わりはしないと思いますが、死なないように生かされる状態になることが予想できますよね。
薬剤師は生かさず殺さず
まとめ
医療業界の状況はこれ以降よくなることはありません。
医療業界が右肩下がりということを自覚して続けるか、別の業界に飛び込むか。
どうするかはあなた次第です。
うん
転職するにしろ、しないにしろ、とりあえず転職サイトには登録しておきましょう!
コメント
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